3/12/2005

Clay Dolls

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Clay Dolls 土人形の話

. Regional Folk Toys from Japan .

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●山形県相良土人形 Yamagata
相良人形は、米沢藩主の上杉鷹山公が領内財政立て直しのため、藩主親衛隊三手士の相良清佐衛門厚忠を陶器製造の技法習得のため福島県の相馬に赴くかせ、安永七年(1778)成島に陶窯を築き日常雑器を焼いた事からその特技を活かし、京都伏見人形の型をまなび堤人形にも影響を受けながら独特の人形型を創始し、自らの姓を入れ相良人形と呼んだ。

●福島県三春張り子 Fukushima Miharu Hariko
高柴の張り子作りは、幕藩体制の安定した元禄時代でこ屋敷の先祖橋本元右衛門を創始とします。
土を用いる京都の伏見人形や仙台の堤人形に対して、和紙を用い日本一といわれる独特の張り子人形をこの山間の地で生みだした事は驚異といわれております。幸せを求める庶民の祈りや願いを基本に、あくまで素朴さを失わず絶妙優美な造形と描彩を忠実に守って、今も三百年の伝統を受け継いでいます

●姫路張り子人形 Himeji Hariko
姫路張り子の初代は豊国屋七といわれており、大阪で張り子の技術を習得して明治初期頃より姫路で作り始めた。作品の主流は面が中心で、天狗・鬼・太閤・桃太郎など 50 種ほどあるといわれております。
面作りの特色は、土製の瓦型を使っていて木製にくらべると傷みは少なく、しっかり原型を作っておけば何時でも同じ瓦型が作れ、張り子の形が崩れることがない。面の他にも、首振りの虎・獅子頭・だるま・や、三つ山・一つ山などがある。

●兵庫県稲畑土人形 Hyogo Inabata
稲畑人形の歴史は弘化三年(1846年)からで、赤井若太郎忠常が京から伏見人形の職人を招き、その製法を習い制作を始めた。
特色として上げられるのは天神で、練天神と土天神があります。
練天神は、粘土に苧(からむし)のすきを混入して練り合わせたものを型抜きし、乾燥後胡粉をかけ彩色したもの、人形の胴と頭・手は別々に作り、木製の二段の台に乗せて飾る。土天神は、素焼きに彩色をほどこし台座と一体化して作っている。この他にも雷除け天神・屏風天神などがあり、五代目赤井君代さんが受け継いで制作に専念している。

. Inabata tsuchi ningyoo 稲畑土人形 clay dolls from Inabata .


●滋賀県、小幡人形 Shiga
小幡人形がいつ頃から作り始められたのか、詳しい年代は不明です。
細居家の家伝によると、享保年間(1716~36) に初代の安兵衛が京を往復する飛脚を業としていたが、伏見人形の人気の高さから転業し、伏見人形の製法を習得したのが最初といわれております。代表作には小槌乗りねずみ、桃持猿は年賀切手の図案に採択されたほか、鯛狆(ちん)・三猿・福助・お多福・布袋など20種余りあります。作品の特色は、伏見人形のもつ洗練された美しさとは対照的に泥くささの中に素朴美の感じられる作品で、より親しみを覚えさせてくれる土人形です。

●福岡県、古博多人形 Fukuoka
古博多人形の創始については三つの流れがあり、正木宗七を祖とする宗七焼と、小堀善佐衛門正直を祖とする山笠人形に影響を受けながら、中心的な存在にあったのが中ノ子吉兵衛を祖とする土俗玩具人形である。嘉永年間(1848~54)の内裏雛制作で博多人形の存在は知られるようになった。
博多人形は現代的な風俗人形として変化し、土人形の域を脱して工芸的で高尚な作風の人形として変わっていったが、かたくなに博多人形の伝統的作風を守り続けているのが古博多人形である。博多人形師、四代目中ノ子勝美さんの手で現代も受け継がれていて、代表的な作品は花魁(おいらん)・義経・内裏雛・春駒などがあり九州地方にだけ見られる笠野才蔵は有名である。

●香川県、高松張り子 Kagawa, Takamatsu hariko
高松で人形が作り始められたのは藩政時代末期といわれているが、確かな証するものがない為定かなことはわからないが、京都の伏見土人形や大阪の張り子の技術が伝えられたものである。 102才まで張り子を作り続けた宮内ふさは郷玩具界の最長老として話題を集めたが、今では娘のまさえさんの手で制作されています。
代表作は「ほうこうさん」で、こけしの様に手足のない円筒形の張り子人形で頭部が少しくびれ、丸顔でお下げ髮の少女の顔が描かれている。その他、嫁入り人形で狆鯛・鯛えびすは昭和34年の年賀切手の図案にも採用され、よく知られた作品の一つである。



●広島県、常石張り子 Hiroshima : Tsuneishi Hariko
初代宮本久平が明治20年頃から土人形で始めたものだが、土地柄が不便で運送の度に破損が出る事から、張り子人形にかえた。三次や三原土人形を原型に、全体的に丸味をもたせた作りと、とぼけた表情に味があり色彩に工夫わこらしている。
代表作に八垣姫・おいらん・立娘など・・・三代目の宮本嘉孝さんは平成3年、年賀切手の図案に張り子人形が採用されました。
There is also a Daruma-mochi Musume だるま持ち娘 from the craftsman in the third generation, a papermachee doll of a girl holding Daruma on her left shoulder.
. . . CLICK here for Photos of Tsuneishi Hariko!
. Hiroshima Folk Art - 広島県  .



●京都、伏見土人形 Kyoto Fushimi Ningyo
土人形の中で最も古い歴史をもつ伏見人形は、伏見稲荷大社の祭祀用土器をはじめ、日曜雑器を附近の良質の土で焼くようになり、やがて土器から土人形作りへと発展していった。
また、天正年間(1573~92)豊臣秀吉の伏見築城にさいし、城の屋根瓦職人を播州や河内から集め、深草の地で瓦焼を始めさせた。これらの職人の手遊びに作り出されたのが、伏見人形のはじまりと言われております。

●岡山県、倉敷張り子 Okayama, Kurashiki hariko
伝統的な倉敷張り子は、四代目の生水幹一さんと長男の洋次さん、二男の哲男さん親子で制作している。
代表的作品は飾り虎や節供飾り用の昇り猿がある。また、古くから伝わるものに素隠居面がある。幹一さんの創作で十二支を張り子にしたもので、昭和6年の年賀切手にも採用されている。

●埼玉県、春日部張り子 Saitama Kasukabe hariko
春日部張り子の制作者、五十嵐健二さんは昭和42年、脱サラの張り子職人である。
現在、型だけでも800種以上あり、多いのが豆だるま100種、猫50種、雛人形10種など作品は新作が多い中、旧作のコピーも上手で廃絶した張り子復元などにも手がけています。又、全国張り子人形の歴史の本の執筆も行い、書店で一冊3500円で販売しています。

Copy from here:
http://www.green.oit-net.jp/ktwbj/homepage/tsuchi/menu3.html



Clay Doll Museum




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